庭いじり [庭]
どくだみの花。
どくだみは基本的には雑草として抜いてしまいますが花が可愛いらしいので抜いては家に飾っています。
隙間時間に庭をいじっています。癒される時間です。
わが家の庭いじりとは、殆ど雑草ひきと草木の間引きにほぼ終始していますが
特にこの季節、少し目を離すと毛虫がついていたり、球根性の花が終わったものは
次年度に向けてすみやかに花茎を切り落とさなければならないので、それなりに気を配らねばなりません。
庭の草木の特性も少しずつ調べながら知識を増やしています。
放ったらかしだと花がつかなかったり枯れてしまったり虫に食べられたり。
本やネットに書いてある通りにやってもうまくいかないこともあり。
やはり子育てと同じで、庭もそれなりに手を加えてやらないと、、、
年を重ねるごとにそれが確実性を増していく、6年目の庭にして思うのでした。
今朝は蝶(ホシミズジ)の羽化が見られたりと、素敵な発見もあり
植えたばかりの年以外、花がつかなかったカシワバアジサイが5年ぶりに蕾をつけ
我が家の庭の大ニュースとなっております。。
紫陽花とご近所さん [庭]
下の写真は、息子のピアノの先生のお宅に咲いていたもので
というわけで先生にも試しに、花のないカシワバを一輪持って帰って
気に入った植物こそ人にあげなさいという格言があるとか聞きます。
そういったことにちょっぴり憧れもあったので、
奈良の吉野へ
奈良の吉野にある阪口製材所へ見学に行って来ました。
同業の友人から「吉野の木材屋さんに行ってみないか、
そこのオーナーがモデルハウスとして自社の木材を使って
エネルギーゼロを目指した住宅を建てたので見学に」
とお誘いいただいたのです。
正直、今までの我々の設計活動では、きちんとした木造住宅をつくる
という理念はあったものの、木材を選定することまではしてきませんでした。それと昨今の時勢からも、原子力と化石燃料によるエネルギーを
なるべく使わない暮らしをするためには、私たちはどのように
住宅を設計すべきなのだろう、とより一層考えるようになりました。
吉野行きの近鉄特急に乗って吉野神宮駅へ降り立つと、とたんに木の香りに包まれ
歩いて一分もしないうちに阪口さんの敷地へ到着。
この辺り一帯全てが製材所だったのでした。モデルハウスは壁、天井とも殆どが漆喰塗、漆喰ではない壁も
吉野杉を混ぜた和紙を張ったりと羨ましい限りの仕上げ材料を使っていました。
階段のフレームは鉄なのですが、それまで漆喰で塗装している!!
ベンチ。木の座面ですが、下にクッション機能があるので座るとふわふわします。
設計屋ならではの習性で、細かい納まりが気になり、
ついついピンポイントの写真を撮ってしまいます。
非常に参考になる納まりが随所に散りばめられておりました。
たとえばこんな写真(撮った人しかわからない)
吉野産の木材は杉ばかりではないこと、木は伐採後に必ず乾燥させなければなりませんが、現在一般的に流通している木材は人工乾燥といって短時間で出荷出来る木材を使っているのですが、こちらは時間をかけて自然乾燥した材料を出荷しているそうです。 気になるお値段ですが、そう高いものでもなく私たち設計者も材料選定に積極的に関わることでよりよい家づくりができるでしょうし製材所と工務店と三位一体になって仕事をすることの大切さを再認識しました。現場の方とお話することで、非常に沢山のことを得ることが出来ました。
次回は「7500坪あります」と言われた
五條市の工場を見学しに行きたいと思っています。雪の金沢21世紀美術館 [art]
2012年の今年、最初に訪れた美術館は金沢21世紀美術館でした。
竣工してから7年あまり経ちますが、訪問するのは今回が初めてです。
地面は雪に覆われ、今までに建築写真として見た光景(背景が芝生)
とはちょっと違った印象でした。建物の色も白いのでそのエリア全てが白く、
(白くない)屋外展示は引き立って見えました。
雪は風景にとって非常に影響を与えるものだと思いました。
折角の美術館に背を向けた息子は、雪だるまを作ることだけに集中してました。
ここは来館者がアクティブになれる美術館で、いわゆる「ホワイトキューブ」的な美術館ではないといったところ…
建物としては複数の白い箱で構成されていますが、空間もひっくるめて作品だなと思う作品もあって
もともと建築そのものが目的でここに来たのですが、やはり作品があってこその美術館
なのだというのも改めて気付いたところ。
そこで戸惑ったことがひとつ…建物の撮影はOKだが作品は× だという
そこらの線引きが微妙な場所がありました。
これはそんな中のでのワンショット…
私の好きなアーティスト、ジェームズタレル氏の部屋にて。
息子はしきりに口を開けて上を向いています(^_^;)
この空間に入ったならば誰もが上を向くに違いありませんが
屋根が開いて雪が舞い込んでくることに反応して、雪を食べようとしているのでした…
タレルのスケールに対して息子がなんとちっぽけなことか…(^_^;)
やはりタレル!切り取られたエッジの中にある空は格別なものでした。
晴れた日の夕暮れ時が一番お奨めなのかもしれませんが
曇天でもじゅうぶんお空の美しさは堪能できます。
金沢は美しい場所が沢山あり、今までにも何度か訪れており、好きな街です。
またいつか、子供を連れて別の季節に訪れたいと思います。
ヘリテージ演習 [建築]
↑ 実習建物の仕込蔵、樽の深さは2m位、転落の危険アリ。。
ここでは、旧い建物を実測して図面化する、というのが演習課題。
まずは全く何も知らされないまま実測して、図面化しなさい、というのが趣旨で、
勝手がわからないまま図面にすると、間違ったものが出来あがってくるというのが前提らしい。
これは後日、同じ現場をもう一度訪れて、次回は正しいやり方みたいなことを教わって
もう一度実測する機会が与えられるらしいが、現時点ではわけのわからない状況なんである・・
↑ 実習建物の麹室、中のジョイント部分を図面でどう表現すべきか悩むところ
この辺りは龍野城のある城下町、ということでお寺や民家、商店が立ち並び
緩やかに曲がった路はそれなりに細いので、車もあまり通らず、歩いていて心地良かったです。
写真は演習課題となったもの以外あまり撮っていなかったことに後で気がつきましたが
次回はもっと町並みを記録したいと思います。
↑ 敷地内に無造作に転がっている釜だが、人がすっぽり入る位の大きさ。
スケール感が普通じゃないとそれだけで面白い。。
ヘリテージ [建築]
「おっ!ヘリテージや!!」と叫んだその先には・・
これは、廃墟。
廃墟もそそられないわけではないが、ここまでくると危険です。
旧天上寺の仁王門。江戸時代後期のものらしい。屋根は桧皮葺です。
火事で殆ど全てが焼失した旧天上寺さんですが
この仁王門だけが残ったそうだ。
それにしても、何の手立てもなされておらず、このままでは朽ち果てるのを待つだけなのか・・
仮囲いとは何とも悲しい。
これを是非ともヘリテージマネージャー講習生として、レポートせねばと思った次第です。
組み物も凄いです。
参道。お寺があった時代は綺麗に掃き清められていたのでしょうが、今は落ち葉だらけです。
昔はお堂があった場所。何も無いことがかえって神秘的に思う。
実は摩耶山は子供の頃によく登った山。
阪神大震災のため、今の道と子供の頃に登った道とはおそらく違う。
その頃は、摩耶観光ホテルの横なんかも通ったりしてました。
探してます [建築]
須磨の海でいじける息子
(散歩で寄っただけで海に入れないと知ってがっかりしている)
探してます、50年以上前につくられた建築(ただし兵庫県内限定)
現在私は、兵庫県のヘリテージマネージャー養成講習会の講習を受けている。
地域の歴史的建造物の保全のため、修復技術者を養成する、というもので
久しぶりに、学生気分になっていたりする。
そこでの課題が、50年以上前の建築を最低3件、レポートするというもの。
私は課題、というものに対してなかなか張り切ってしまうので
それからというもの、事あるごとに注意を向けているのだが、
(同業の相方もそれにつられて協力モード)
現在兵庫県内で公的に指定を受けている建物は対象外、
過去の講習生がレポートしたものは×
というわけで、仕事と子育ての自分にそう時間もかけられるわけでもなくなかなか難しい。
地元の気になってる建物から、ネットですぐ出てくるような公共建築に至るまで
目的がある分、探索するのも楽しい作業ではあるけれど
これは!と思った建物が50年経ってそうで経ってなかったり
50年は経ってるだろうが、これって歴史的に価値あるものか?と自問自答してみたり。
と、いうわけで先日レジャーも兼ねて行ったのが須磨。
これはカーレーターという(いちおう)人間を運ぶ乗り物
ガタガタと揺れがキツく、簡素な造りで自分はミカンかリンゴになって運ばれてる気分・・
これも50年以上経っているのだとかで過去の講習生が既にレポート済。
こちらはまだ手が付けられていないのでレポート第一弾になるであろう。。
回転展望台。
締切は12月。
奈良に行きました [旅行]
息子も仏像が好きなので、親も存分に楽しめるのが有り難いです。。
息子撮影 ↑
阿修羅像のある、国宝館に使われているフォントが素敵でした。
建物の外観は、防火対策バッチリです!と言わんばかりの
木造の古建築を模した、鉄筋コンクリート造でガッカリでしたが
内装は阿修羅像に相応しいものでありました。
(昔は、お寺が政治と深く関わりがあったせいで
争いごとが起こる度に敵方に焼かれたりしたようです)
初めて息子にカメラを持たせました(というより奪われたのですが)
シャッターを切る時、あきらかにブレているのですが、
あとで見ると、なかなか面白く撮れてました。
ナナメになってる。。
工事中の柵の中にあるショベルカーを発見し、柵のスキマから無理矢理撮影・・
空撮ったー、アハハハハ・・・ですって。。
カテドラル・・ [建築]
でも 「嵐に立ち向かう工事現場」
という臨戦態勢な状況に 力強いものを感じなくもないし
現場の職人さん達がはらりはらりとはずしていく手際の良さを見ると
建築というスケールの大きさと細やかな気配りが同時に感じられて
私には魅力的に見えたのだ。
単なるチラリズムかもしれないが。。