SSブログ

雪の金沢21世紀美術館 [art]

009s.jpg
2012年の今年、最初に訪れた美術館は金沢21世紀美術館でした。
竣工してから7年あまり経ちますが、訪問するのは今回が初めてです。

地面は雪に覆われ、今までに建築写真として見た光景(背景が芝生)
とはちょっと違った印象でした。建物の色も白いのでそのエリア全てが白く、
(白くない)屋外展示は引き立って見えました。
雪は風景にとって非常に影響を与えるものだと思いました。

038s.jpg
折角の美術館に背を向けた息子は、雪だるまを作ることだけに集中してました。

ここは来館者がアクティブになれる美術館で、いわゆる「ホワイトキューブ」的な美術館ではないといったところ…
建物としては複数の白い箱で構成されていますが、空間もひっくるめて作品だなと思う作品もあって
もともと建築そのものが目的でここに来たのですが、やはり作品があってこその美術館
なのだというのも改めて気付いたところ。

そこで戸惑ったことがひとつ…建物の撮影はOKだが作品は× だという
そこらの線引きが微妙な場所がありました。

082s.jpg

これはそんな中のでのワンショット…
私の好きなアーティスト、ジェームズタレル氏の部屋にて。

息子はしきりに口を開けて上を向いています(^_^;)
この空間に入ったならば誰もが上を向くに違いありませんが
屋根が開いて雪が舞い込んでくることに反応して、雪を食べようとしているのでした…
タレルのスケールに対して息子がなんとちっぽけなことか…(^_^;)

やはりタレル!切り取られたエッジの中にある空は格別なものでした。
晴れた日の夕暮れ時が一番お奨めなのかもしれませんが
曇天でもじゅうぶんお空の美しさは堪能できます。

金沢は美しい場所が沢山あり、今までにも何度か訪れており、好きな街です。
またいつか、子供を連れて別の季節に訪れたいと思います。
076s.jpg


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

エルネスト・ネト展 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 にて [art]


丸亀市猪熊弦一郎現代美術館へ行ってきました。
この美術館自体、私が好きな建築のひとつです。
人に対してスケールアウト(普通は良くない意味に使われますが)
しているところが・・いいところだと思ってます。美術館はそれでよし。。

体感するアート。
靴を脱いで中に入ります。

赤ちゃんのような小さな子どもも大喜び。写真撮影も自由です。

まさにこの子のためにあるかのようなたのしく遊ぶ姿に思わず
カメラを向け続けていました。
人がいないより写っている方が空間として自然なのが今回のアート。
今までみたことの無いタイプの展示でとても楽しい体験でした。

ある程度の規模の美術展だと全国を巡回したりしますが、ネト展は丸亀のみ。
最初は不思議に思っていましたが、パンフレットを見て謎が解けた・・
その中には平面図がありました。


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

美術館の遠足 [art]

1年に1度,1日限りの展覧会というのがある。
過去10年間続けられてきて,今回が最後だった。
私は昨日,この最後の展覧会に初めて参加した。

題名が「美術館の遠足」
サウンドアーティストの藤本由起夫氏によるインスタレーション。

美術館内のあらゆる場所に展示品などの仕掛けがあり,鑑賞者は思い思いに観たり,感じたり・・

展示品がおさまるはずの陳列ケースに人を入れてしまうということまで。
観られる側になって,ファッションショーのランウェイのような感覚になってみたり・・
普段見られない所を見るチャンスなので職業柄,構造を観察してみたり・・・(余分?)

日常の空間を変換する装置としての作品,と藤本氏は言っている。
その話を聞いてからか,自分の日常に対するまなざしも今までと少し変わったと思う。


nice!(0)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

文化の日レポート [art]

今日の昼間は、文化の日らしく過ごしたように思います。
今日はかねてから行きたいと思っていたプラネタリウムと
国立国際美術館での展覧会鑑賞の二本立て。
街でも休日の趣味を堪能している人が大勢いました。

国立国際美術館はそこで働いている知り合いがいつも案内を送ってくれるのと、
現代アートも多く、毎回興味をそそる企画をしてくれるので欠かさず行くのですが、
隣にあるプラネタリウムのある科学館はいつもひっそりとしていたのです・・
ところが、中に入ると見ようと思っていた時間のプラネタリウムは満席。
そんなわけで美術館へ先に入り、プラネタリウムを待ちました。
科学館は大人も子供もものすごい混雑ぶりでした。

最近のプラネタリウムは椅子も座り易く、星以外にも画像を投影できて、
映画でも観れそう・・すごい迫力だろうなぁなんて思ったり。。
子どもにもわかり易い構成だったのでこちらにはちょっと物足りない感じでしたが、
やはり普段は見えない星が本物のように見えるのは感動です。

美術館は「もの派」展。石や水や、普段普通に存在しているものを使っての
インスタレーション的な作品が多いのと、1960年代後半から70年代初めの作品なのですが、
時代的に日本が成長していた頃を意識させるような、とにかくこちらには強烈なパワーが
伝わってきましたが、これの存在理由は?みたいなところから考えさせられてしまいました。
粘土でできた作品を触らせて、と言ってたおじさんがいましたが、もちろんダメです。
その気持ち、わからなくもない、きっとおじさんはもっと知りたいと思ったのでしょう。

美術館でシンポジウムをしていたのですが、会場の定員はいっぱいで
入りきれなかった人が見られる外のモニター前の椅子も埋まっていました。
作品を見たあとなので聞いてみたかったですが。
それにしても美術に携わる人や興味のある人多いですね。
いつになく文化の日を意識した今日でした。


オルセーの場合 [art]

毎日毎日パリの街を彷徨い歩き、楽しいことはもちろんですが、
こちらに来てからとても疲れています。
疲れる原因は見所が多すぎるところ。
昨日はオルセー美術館へ行ってきました。

オルセーは美術館なわけで、中にある芸術品を鑑賞するのが目的なのでしょうが、
私の興味の発端は駅舎を改造した建物に行きたいというところからでした。

とはいえ、中には有名な芸術品が山のようにあります。
そんなわけで、作品も見ないといけないし建築も捨てがたい・・・
次はいつ行けるかわからないという強迫観念かただの貧乏性か、、、
そんなこんなで一日が過ぎてゆくのです。

今日は朝からTGVでボルドーへやってきました。
街が小さいのでその点、パリよりは気が楽かなというところ。


The Gates [art]

New York のCentral Park でクリスト夫妻の野外アート「The Gates 」が公開 されています。

7500個、総延長37km、高さ5m の「門」を公園に設置し、展示期間は約二週間。

何とコメントしてよいか、言葉が出てきませんけどすごいです。


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。