吉島家住宅 [建築]
高山市内には旧い家屋が多く残されていますが、
一番心に残ったのは、国の重要文化財となっている吉島家住宅。
建物もさることながら、中に入って、この室礼(しつらい)
に釘付けになってしまいました。
「室礼」という言葉自体は後から知ったのですが、
この言葉を知った時、最初に浮かんだのがこの光景であり、
日本の季節や行事に合わせて変えていく行為とその空間構成は、
インテリアデザインという言葉では言い表せない次元だと思ったのです。
そして上を見上げるとこの架構・・・
あるアメリカの建築家がこれを見て今では名作住宅と言われている建物に
応用しており、日本ではこの住宅を一番気に入っていたという話を聞いたのですが、
それを聞くと、またもう一度じっくり見直してみたいと思ってしまいました。
素敵ですねぇ・・・。
何だか、日本の心をじかに感じるような、ぐっとくるものがあります。
こういうときに、日本人でよかったなぁと思ったりします。
by Keiko (2006-03-11 18:33)
>Keikoさん
私も、日本の伝統が感じられるものや空間に出会うと、日本に生まれて良かったと思ったりします。最近ようやくそのような旧いものの良さを世間が認識し始め、保存や活用、行政も巻き込んだ動きも活発になりつつあります。
by yosh (2006-03-12 13:38)