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まち直し [住]

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前回からまたふた月近く経ってしまいました。
その間に起きた東日本大震災では、本当に心が痛みます。
被害に遭われた方にお見舞い申しあげるとともに
日常の暮らしに戻れる日が早く来ることをお祈りしています。


そして今は選挙の時期。実は今回、密かに(?)応援している人がいます。
その人は「まち壊しからまち直しへ」という目標を第一に掲げています。
元々は、地元にマンション建設計画が持ち上がったところから
それに意義を唱え活動を始められたようです。

以前から私も、閑静な住宅街に突如マンションが建つこと、
建てることが可能な世の中には大変な憤りを感じていました。
今の日本では、土地所有者の権利だけが保証され、また法律を順守した建物であれば
周辺住人であっても、基本的には何も言えないのです。
そうして年々、地域の町並みは良好な住環境から遠ざかっています。

そしてそのような乱開発を許したのは、政治家だと思っています。
なので是非、前述の方には頑張って欲しい。
全国一律の建築基準法とは別に、地域毎に条例を制定することが出来るのですが
この人も都市景観についての条例をつくること
さらには既存ストックの活用(耐震改修や耐震補強の推進)をしようとされています。

新しい建物を建てさせたくないわけでは決してありませんしましてや私は設計士。
問題なのは、敷地環境を顧みず、収支のために容積・建蔽率一杯に建てたり
建替工事の際に、既存の豊かな緑まで撤去して全て更地にしてしまうことが殆どなので
そういうことをせず町並みに沿った内容であればよいしむしろ資産価値も上がると思うのですが。

先日は別の候補者の選挙カーから「高齢者のために・・・・ 頑張ります!」
という声が聞こえてきました。
私の住む地域は高齢化率が高いのでそう言っていると思うのですが(笑)
即物的だったり、一部の人の利益にしかならないのでは、
何時まで経ってもいい世の中にはならないと思っています。
幸せとは何か、人にとって故郷の風景を失うことの喪失感て
何にも代え難いものだと、今回の震災でも非常に感じたのですが

夙川駅から見た桜、毎年この風景は変わりません。
川沿いなので、誰の所有物にもならない・・・安心して見ていられます。

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夜明け前 [住]

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我が家から見る夜明け前の風景。

これが毎日同じような時間に眺めれば見ることのできる景色のはずであるけれど・・

非日常的な気分を味わいました。

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ぞうむし [住]

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我が家の庭にゾウムシがやってきました。

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もちろん他にもいろいろと得体の知れない虫やムカデまで出没して
気持ち悪い時も多々ありますが、、、

かわいらしいお客さんだとうちの庭を気にいって遊びに来てくれているのかなと
つい嬉しくなります。

どうやら、現在はトカゲが住み着いているようです。
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庭は手入れがめんどくさいとか、虫に来てほしくないとか
植栽よりもとにかく駐車場を確保しなくちゃとかで敬遠されたり
とりたくても敷地に余裕が無い場合も増えてきていますが

それでも住宅を設計する時には、家本体のことばかりでなく
外まわりのことも気にせずにはいられません。

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Richer6月号 [住]

我が家が 雑誌 Richer6月号 の 物件調査隊 
という企画のページに取材、掲載されました。

記事には、私たちへの取材の内容を
非常によくまとめて書いていただいています。

これを機にまた
ブログ更新していきますのでよろしくお願いします。

これからは日々の雑記に加え
家をつくる際に大事にしたいことや
多種多様なスタイルが存在し、自身も紆余曲折を経て完成に至った二世帯住宅のこと
住まいについて、今までの経験や設計活動を通して得たことや考えなども
積極的に発信していきたいとおもっています。






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夏冷冬熱?冬冷夏熱? [住]

この週末、突然風邪をひいて寝込んでしまいました。
普段は全然風邪はひかないと自負していたのですが・・

原因はビルの暖房。出先の部屋の空調が暑すぎて調節しようと思いきや
その部屋にはコントローラーもなく、どうしようもないままのぼせてしまったのです。
その後、みるみるうちに体調が崩れてしまいました。

普段、気密性の低い旧いビルに住み慣れてしまったせいか、思い返せば
暖房器具を使いながらも利きは悪く、身体がそれにカスタマイズされてしまったのか
家では寒く過ごしているのに、ここでは風邪などひいたことがないのです。

ちなみに暖房ビルも築年数はかなり旧そうでしたが、おそらく昔の空調機械で
コントロールが良くないのでしょう。夏は寒そう・・

夏も然りで、家ではクーラーをつけません。元々は電気代の節約から始まってはいるものの
これもだんだん慣れてしまい、去年の夏はクーラーをつけずに終わってしまいました。
窓を開け放つのですが、そこから入ってくる風の方が気持ちがいいのです。

しかし、この夏も一度風邪をひきました。やはり原因は出先のクーラー。
自分の身体が自然の状態に近づいているのかなと喜んではいるのですが、
これから毎年このようになってはかなわないなと心配しています。


よく落ちるんです・・ [住]

落ちるとは我が家のブレーカーのこと。
今季の冬は本当によく落ちるんです。
昨年度までは落ちることは殆ど無かったのですが、今年は暖房器具が1つ増えた分よく落ちます。
電子レンジを使う時には暖房を1つ消すことが必要なのですが、ついうっかりと・・
落ちる度に上げに行くのが日課になりつつある今日この頃・・・

引っ越して来た時、分電盤の箱もなく黒いブレーカーが3本、壁から直に突き出ているのに
ちょっとカルチャーショックも受けましたが、これもなかなか古臭くていいかなぁと・・
家の中に回路が3つしかないので、大切な時に落ちては大変と、入居時にどことどこが
同じ回路なのか確かめたのですが、ここもあそこも同じ!というような状態です。
おそらく家電やパソコンオタクの人には耐えられないかも・・

昔、30坪のテナントに眼科医院を計画しましたが、この眼科医さんが大変なコンセント好きで
コードで躓くのは嫌(躓いてコンセントが抜けるのも嫌だから全部抜け止めコンセント!高い!)
コードがスパゲッティ状態になるのは嫌、勿論ブレーカーが落ちるの嫌、床下にコードを張り巡らす
オフィスフロアというシステムもありますが、床をいちいちめくるの嫌・・と嫌々尽くしで、
結局抜け止めコンセントを大量につけて大満足、というのを思い出しました。
ここのブレーカーの数は半端でなく、電気工事屋さんには何ができるんですかと訝しがられた程です。
普通の設計では不経済なのでこんなことはしませんが、この人は工事費減額のため
棚板一枚無くしてもコンセントだけは減らすことはありませんでした。

それにしても、我が家では電気の容量が少ないのが不満で転居など考えたことはありません。
それ以外に大事な要素が沢山あるからでしょうね、住まいについては日々考えつづけています。


古道具考 [住]

先日伺った古民家のお宅から譲っていただいた、硝子製の照明傘。
昔から古道具を見つけると過敏に反応してしまい、
それを見た父からは 懐古趣味 なんて言われたこともありますが
自分では懐古趣味とはちょっと違う気がしているのです。

歴史を経た物への憧憬らしき感情はもちろんありますが、
今と違って一つ一つ人の手によって作らねばならなかった道具は、
その用途に忠実に適った逸品である、と捉えています。
日常の生活で使っていると学ぶことがあります。
建築には「用」「強」「美」 という、大事な要素とされる三つの言葉がありますが、
道具ならば用が足せればそれでよい のではなくて、私が惹かれる理由は
やはり「美しい」と感じるところでしょう。
この硝子に灯りをともす時が楽しみです。


初めての古民家 [住]

初めて古民家の調査に行ってきた。

私は写真を撮り、計測し、スケッチする。それを最終的に図面化するのである。
縁側に座ってスケッチして、暫し古民家の雰囲気に浸ってみたり
計測していると、規則正しい寸法ではなかったり、直線でなかったり、
おそらく合理的な形がつくられていたらしいことがわかってくる。
瓦も一つの建物なのに色々な種類のものが使われていたり、新たな発見も多い。

自治体によって様々らしいが、今回調査をしたところは、
行政側が建て替えの確認申請が出て初めて古民家取り壊しについて知り、
それを教育委員会に知らせた。教育委員会は、失われ行く地域の歴史を今
必死で探し収集しているところなのである。
もっと早くに我々が建て替えの検討をしている等のことを知っていたら、
取り壊しは免れたかもしれない。文化財になりうる可能性もあった。

持ち主は、昔のままでは住めないと言う。
しかし、都合悪い部分を改良して住めるようにすることは全く問題なく出来る。
建物の良し悪しを一番良く知っているのは持ち主だから、我々が保存、再生しようと
促すことは勿論しないのだが、今まで生きてきた建物なのだから、住宅を建てる人に
関心のある災害対策にはむしろ、古民家の方がしっかりした構造をしていると思っている。
それにしても、私自身が今回の調査で古民家について無知なことに気が付いた。
これから学んでいくことになりそうだ・・。またblogに書き込みしていきたいと思う。


町屋訪問 [住]

京町屋の友人宅を訪問しました。
借りた当時を知る知人による話では「とても住める状態じゃない」
とのことだったので、どんな感じかと期待を膨らませていざ・・・
入口からとおり庭と言われる土間が奥まで繋がっていて
一番奥が土間のまま、ダイニングスペースになっていました。
靴を脱がずに家の中に居たわけですが、なぜか違和感を感じず、
開け放った庭からは自然の風が流れてとても心地がいい。
雑然と古道具が置かれていたり、天井のない吹き抜け空間だったり、
そこはまるでアトリエの様でした。(昔は機織り場だったそう)

実はここの住人は日本人ではありません。
日本人以上に日本の良い所を理解した
ライフスタイルに共感を覚えました。
私は町屋等の旧家に憧れつつも住む機会が未だ無く
これからもそのような機会は無いでしょうが、
普遍であるスタイルの部分は普段から身近に存るものだ
と思ったりするのです。

ここで手作りパスタとサラダのパーティー(?)でした。
作って食べて団欒という、ただそれだけですが。
いつもの自分でするのとは違うシチュエーションで新鮮でした。
やっぱり目に見えるスタイルも大事かも・・


モデルルームへ行ってみた [住]

先日、某マンションのモデルルームを見てきました。
うちのビルが揺れる原因となっていると推測される工事中の分のもの・・。
一体どんなものが真近にできるんだろうか見てみたいという単純な理由からですが。

モデルルームへ行くと必ずまず自分のプロフィールを書かされます。
相方と二人で行ったのですが、何を血迷ったか職業欄に大阪市役所勤務の公務員と
書いたせいで最後に上役の人が奥から出てきて懇々と説得されました。
今これ買わないと損ですよ、みたいな・・・。いいお客と思われたに違いない・・
確かに、お得な物件だったと思います。目の前公園、駅から近くて生活に便利な施設も
揃っていて、将来高く売れる見込みもある。その営業マンは本当に心の底から
その物件は素晴らしいと思っているということがこちらにも伝わってきました。

実はこの日はこれを含めて2物件回ったのですが、これは事業主と販売が同じ会社、
もう一つは販売会社が別に委託されている物件。
気付いた点は、事業主と販売が同じ方が説得力があるかなというところ。

それと、最初から買う気が無いのに行ってはダメだなと少し罪悪感覚え、
そのせいかかなり疲れました。もう冷やかしで行くのはやめようと思いました。

ただ、今回得た情報としては、2002年がマンションの底値だったこと。
この時に買った人が一番お得だったようです。
土地の取得費が上がっていて、2005年度も更に上がり続けているとのこと。
この先はどうなるんでしょうか・・。


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